茶器について
器について
美味しくお茶を楽しむには、ちょっとした心づかいが必要に思います。
美味しくお茶を入れるのは、その心づかいと、よい器があることが好ましいと思います。
よい器は“高級な器”、という訳ではありません。
茶寮では、お茶を美味しく楽しめる器を少しずつご紹介しております。
漆器について
漆について
JAPANと辞書で引くと、“漆”が出てきます。
そのことを、日々意識することはありませんが、古くより建造物はもちろん、
日本の生活様式に、漆はかかせないものでありました。
漆のすぐれた保存性は、長い年月に耐える、使い込む程に磨き上がる器を生み出します。
とこが、“扱いが面倒”という理由で、本来天然の木を利用した漆器が合成樹脂に、
漆の代わりに化学塗料が使われる器が、今の生活の中で増えています。
日本の各地に故郷のお茶があるように、漆もまた、各地に個性ある漆器があります。
漆はアジアの各地で利用されていますが、さすが、JAPAN=漆の国です。
プラスチックではなく、本物の木と漆によって作られる漆器の魅力。
プラスチックの器以上には、丁寧に大事に扱うべき器です。
ただ、その<丁寧に大事に>、というちょっとした心配りは、
“美味しいお茶を入れる、心”に通じるものがあるように思います。
“扱い面倒かな?”と思ってしまう気持ちをちょっと越えて、
本物がもつ、一つの木から創られる器の“手触り”“口触り”といった感触を楽しみながら、各人の美意識の中で、漆器ならではの味わいを磨き上げていく面白さを楽しむ生活、提案いたします。
おすすめの茶器
白磁急須(小)
日本茶、晩茶、紅茶、ハーブティー、烏龍茶、様々なお茶を美味しく入れることが出来きます。シンプルな白磁ですので、他の器との雰囲気のバランスをとりやすい点もおすすめです。
茶托(縄文シリーズ黒)<会津塗り> |
会津塗りの伝統を継承しつつ、自然の美しさを実感できる茶托。傷がつきにくく、使うほどに味わいがでます。
会津塗りの伝統を継承しつつ、“漆の特性を生かした使い勝手のよい漆器”、“自然の美しさを実感できる漆器”を追求し続け、独自の技法をあみ出した、漆器職人の鈴木誠一郎さんの作品です。